1997-05-22 第140回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
そういう過程で、繭の生産量も減少し、また繭生産農家も減少をいたしました。
そういう過程で、繭の生産量も減少し、また繭生産農家も減少をいたしました。
近年、我が国の養蚕業は、従事者の高齢化、後継者不足等により養蚕農家数、繭生産農家とも大幅に減少してきております。昨年、養蚕農家は全国で一万三千六百四十戸となり、ちなみに十年前の昭和六十年には十万戸あったわけでありますが、一万三千六百四十戸となり、また国内繭生産量も二十年前の五%程度の五千三百五十一トンまで落ち込んでいるところであります。
現在は、繭生産農家は壊滅状態でございます。平成四年度はこれは生糸換算で二二%の実需に対する自給率、そしてまた昨年度はこれは一四%、一遍に八%も国内繭生産が落ち込みました。また、生糸換算で、外国からの輸入では中国からの輸入が約九割を占めるという状態であります。
○国務大臣(近藤元次君) 養蚕は山村や畑作地帯における重要な作物で、地域経済にも大変大きな影響を及ぼすところでありますから重要視をいたしておるわけですが、近年だんだんと繭生産農家も高齢化をしたり、所得が低収益だというようなことが問題になりまして、今我々もその改善のために努力をいたしておるところであります。
そして、その見通しをつけるのに非常に困難であるということ、表現を変えれば事業団のストックの金倉、そういうものが国家的に考えてみてもなかなか容易ではない状況、そういうことで、繭生産農家の意欲も喚起しながらも、また国の財政措置をもって、あるいは事業団の名においてストックする部分の効率というものをあわせ考えて、一体どうしたらいいのだろう。
それから生産対策については、先ほどいろいろ申し上げましたが、全体としまして私どもの基本になっております考え方は、繭生産農家としましては、家族労力を中心にしました一定の労働時間、一定の所得規模、これを想定しますと、繭の生産規模で申し上げますと、大体年間一トン程度の規模を有するものが、やはり中心的な養蚕農家として、地域農業、地域の養蚕を担っていくいわば中核になる担い手ではなかろうか。
私は長野県ですが、御承知のとおり繭の生産農家というのは桑しか植えることができないような地域、そういうところで桑をつくり繭をつくっておるわけでありますが、この繭生産農家ほど非常に不利な条件のもとで農業経営をしておる農家はないと思うわけなんです。
こういったこともございましてか、繭生産農家の側における意欲もかなり向上してきておるというふうにも感ずるわけでございます。その点は必ずしも悲観的になっておるわけではございません。何とか伸ばしていく考えでございます。 それから、それにつきましては価格の問題もかなり重要であるというふうに認識をいたしております。
○井上吉夫君 繭生産農家が生産意欲を損なわないような価格の決め方をしてまいりたいということでございますので、せっかく御努力をいただき、農家の期待にこたえていただくように御要請を申し上げておきます。 次に、カンショについてでございますけれども、需給計画によりますと、四十七年で九万五千ヘクタールを六十年で五万四千ヘクタールというぐあいに見込んであります。
そこで、養蚕農家が安心して繭が生産できるように、繭生産農家の生活の安定をはかるために生産費を保証してくれるような価格に変更してもらいたいと思うのですけれども、これはできませんか。
今後についても、これは三年後やる、二年後やる、来年やるというわけにはまいりませんが、格差解消を阻害している要因は、決して意地悪とかいうようなことではなくて、国内産業、特に生糸については繭生産農家の実態というものを考えてやっておるわけでございまして、今後これの構造改善その他を通じて、中国から入ってもいいというような状況ができました段階においては解消をはかっていくということでありまして、これが二年かかるか
それから第二番目のKR格差解消、これについて目標を設定せよ、一年、三年、五年、何年になるか知らないが、目標を設定せよという御指摘もわかりますけれども、これは先ほどの農林大臣のグレープフルーツじゃございませんけれども、何年といいますとまた実体がそこに伴わない場合、そのことによって日本の繭生産農家に迷惑がかかるようなことがあってはなりませんので、気持ちとしては一日でも早く格差解消に全力を傾けるということでひとつ
これでは、繭生産農家の農民の気持ちに沿わない現実離れの数字になってしまっておると、こう思うのでありまして、政府委員は、私が思うようにはいまの時点でお考えになっておらないかどうか。この点に関して、いや、五千五百円は今後改めるという方向で検討する、こういう御意思があるか否か、はっきりとお答えをいただきたいのであります。他の農産物の場合もそうであります。
○瀬戸山政府委員 その問題については、さきの当委員会においても農林大臣からお答えをしておると思いますが、政府といたしましても、農林省といたしましても、もちろん糸価安定の制度が確立いたしておりますので、御承知のような相場が出ておりますが、繭生産農家にも非常に重大な関係がありますので、この制度はあくまでも維持していくという方針を堅持していきたいと思います。
十八万とか十九万というような価格であつたのが、極く最近になりますと非常に安い価格ということのニユースが飛んで来ておるということであると承知をいたしておるのでありまするが、若しそういうことでありまするならば、これは急速に是正をしなければならんことと思いますが、政府といたしましてはその事実があるのかないのか、事実があるといたしますれば、それに対してどういう対策を具体的にとり進められておりまするか、これは繭生産農家